キャリアの作り方

よくテレビで、母子家庭などでお金もなく、すきな道へ踏み出すことができない、というかわいそうな話が流れます。僕はいつもこんな話には疑問を持ちます。なぜなら、お金がなくてもどんなキャリアでもとは言いませんが、人生をスタートするためのキャリぐらいなら独学で作ることができルカらです。そんなオ無理だという声が聞こえてきそうです。説明しましょう。

僕が生まて初めてスキーを始めたのは35歳ぐらいです。それこそスキーを履いたものの、そこから一歩も動けませんでした。そこで考えました。「これじゃスキースクールへ入らなければ無理だ」と。
ところが、近くでやっていたスキースクールを見に行くと、子供や若い人ばかり。僕のようなおっさんは一人もいません。そしてまた考えました。まず、本を買ってきて基本を勉強しよう、と。早速、本屋へ行きスキーの基礎に関する本を3〜4冊買ってきて勉強しました。それからは一つ勉強して、はそれをスキー場の片隅でやってみる。また、一つ勉強すると再びスキー場へ行きやってみる。これを繰り返して、僕は中級者面なら上から下までノンストップで滑り降りてこれるようになりました。時間はかかりましたが、もしもスキー場近くに住んでいれば、かなり早く上達していたと自信を持って言えます。
この経験が多くのことを独学で身につけることができる、という自信を得ることができました。

どんなに苦労していても、1000〜2000円の一冊の本ぐらいは買えるでしょう。その本からあなたはたいていのキャリアをスタートさせることができます。例えば、テレビで苦労している無職の女性のドキュメンタリーをやっていました。広告などのデザイナーになりたいのに、貧しくて学校にも行けないという。僕ならどうするか。相です、デザイナーになるための基礎的な本を買ってきて、自分でやってみるのです。最初は一本の線を引くことからスタートしてさまざまなナデザイン画を練習していきます。最初の就職にjは苦労するかもしれませんが、努力を重ねれば、きっと一流のデザイナーにだってなれるでしょう。要は何かをやりたければ、熱意と努力の問題です。

日本がまだ貧しかった頃は独学でいろいろなことを身につける人が大勢いたそうです。ところが、今はいろいろな専門学校ができて、専門的技能を身につけるには必ず学校に行かなければならないような雰囲気です。

自分のことばかり話すと自慢話になってしまうので避けたいところですが、みなさまのお役に立てばと思ってお話しします。それは英語です。僕はほぼ独学で英語をものにしました。これもまた、一冊の簡単な英会話の本からスタートしました。まずはこの本の文章を丸暗記しました。次に、発音に不安があったので発音の本を買いました。そして、次は聞き取りです。ネイティブの話す英語アはても早くて着いていけません。そこで、ネイティブの話す英語を録音したテープを買ってきてそれをすり切れるまで聞きまくりました。後は英語を話す機会をを探し回るだけです。

僕よりもっとすごいモサがいました。かれは映画館にこもって同じアメリカ映画を5回から10回も聞いていたそうです。今はさまざまな教材が出ていますから、そこまでしなくても身につけることができます。