戦力外通告を受けたプロ野球選手のサバイバル
毎年多くのプロ野球選手が戦力外通告を受けます。
当然、そんな彼らは茫然自失。
20歳そこそこならなんとか新しい人生を構築していくのに、
それほどの抵抗はないかもしれません。
でも、通告を受けたのが30歳を超えていたとしたら、
それこそ想像を絶する茨の道が待っています。
それまで野球しかしてこなかった人生。
他の仕事の経験は何もありません。
そして、結婚もしていて子供もいるのなら、
それこそ、その道は何十倍もキツイものになります。
でも、新しい仕事を見つけて生きていくしかありません。
あなたに彼らの苦悩が想像できますか?
彼らの厳しい門出に比べて多少の仕事の経験があれば、
彼らより幾分楽に新しいスタートをきることができるはずです。
実を言うと、僕が初めて就職したのは、
26歳です。
それまでは何もしないただ大学に籍をおいている学生ニートのような
生き方をしていました。
そこから人並み以上のキャリアを作ってきたと自負しています。
その話はまた別の機会に譲るとして、
今考えていただきたいのは、
世の中には考えられない状況からでも、
キャリアを作った人たちが大勢いるということ。
それを考えれば、誰でも、いくつからでもキャリアは作れるということ。
30歳を過ぎてプロ野球を戦力外通告を受けた人たちは、
そこから新しい職業を選びキャリアを構築しています。
それこそ若い人にバカにされたり、
若い上司に顎でこき使われたりしながら。
そんなテレビ番組を見るときいつも思うんです。
「俺は彼らよりずっと恵まれている」
と。
彼らの生き様を見ていると、
自分の人生なんて甘っちょろいいものだ、
と思ったりします。
そして思います。
キャリアなんてどんな状況からでも、
いくつになっても、
構築していくことが出るものなんだなあ、
と。
人によって多少の、いや、大きな差があったとしても、
地道にやっていけばキャリアなんてどうにでもなるもんだと思います。