いつまでも自分の専門分野が決まらないというリスク

 

仕事をするには自分の専門分野を決めなければなりません。

 

そして、その専門はなるだけ変えないのが理想です。

 

次から次へ新しいことをやっていくと、そのたびにゼロから始めなければなりません。

 

そのときの時間の無駄といったら、、

 

まあ、自分探しという言い訳もないわけではありませんが。

 

自分はどんな分野の仕事をしていこうか?

 

自分がやりたい仕事ってなかなか決めるのが難しいものです。

 

若い頃からやりたいことが決まっていて、
その道一筋に進んでいる人を見るのがとても羨ましかったのを覚えています。

 

一体、どのくらいの人が小さい頃から自分の生きる道を決めているのだろう?

 

僕自身はこんな道で生きていこうか、と漠然と考えたのは25歳か26歳の頃です。

 

とても遅くて焦っていました。

 

それまではぼんやりとした毎日。

 

「お前は空気みたいな奴だな!」

 

周りの知人・友人に言われたものです。

 

それでも
”空気だって必要だぞ”
と、心のなかでは反発していました。

 

25歳ぐらいになって重い腰を上げたのは、
学生時代の友人・知人たちがあちこちで活躍しだしたのを見たからです。

 

”このままではいけない”

 

特にやりたいこともありませんでしたが、
なんとか身近にいた友人に影響されて決めました。

 

仕事にもよりますが、普通のサラリーマンなら、
遅くとも25歳〜26歳までに
自分の専門分野を決めたほうが良いと思います。

 

なぜ25歳〜26歳までに生き方を決めたほうが良いのか?

 

まず、それ以上の年令になって新しいことを始めると、
周りは自分より若い人たちだらけです。

 

そして、自分より若い人にこき使われるか、
若い人にいろいろ教わらなければならなくなります。

 

たとえなんとかモノになったとしても
そのときはすでに30歳を超えてしまっていて、
自分より若い先輩社員からオジサン呼ばわりされてしまう。

 

ぼくの場合、新しく入社した時の上司はかろうじて同学年でした。

 

年を取ってしまえばあきらめてどうってことはありませんが、
若いうちの同級生の上司ってあまり良い感じではありません。

 

それでも、僕などまあぎりぎりでなんとか間に合ったというとこです。

 

自分より若い上司ではなかったのですから。

 

それでも遅いことには違いありませんから、
そこからかなり頑張りました。

 

そして、3〜4年かけてなんとか追いつきました。

 

きつかったですね。

 

自分の生き方はなるだけ早く決めたほうがいいですよ。

 

遅くなればなるほど取り返すのがきつくなります。